全開発のめざすものとして、「基本綱領」があります。この綱領に基づき、全開発が運動を進める上での基準を定めたのが「規約」です。この規約の第4条には、「この組合は、組合員の強固な団結によって、労働条件の維持改善と社会的、経済的地位の向上をはかることを目的とする。」と明示しています。
一、われわれは、あらゆる貧困や欠乏から、組合員とその家族を守り、生活向上のためにたたかう。
一、われわれは、信義と友愛にもとづき、相互の福利を増進するためにたたかう。
一、われわれは、官僚主義を排し、官公庁を民主化するためたたかう。
一、われわれは、あらゆる戦争と暴力を不定し、ファシズムに抵抗し、平和と独立、民主主義を守るためたたかう。
一、われわれは、平和と互恵の精神にもとづき、貧困の根源である搾取に対決し、労働者の開放のためにたたかう。
一、われわれは、あらゆる民主団体と連携し、全労働者、国民大衆とともに、社会主義社会を建設するためにたたかう。
○ われわれは労働組合を結成している。
○ われわれは団結している。
○ 一人だけの力では、どうにもならないことを知っている。
○ 一人だけの力では、豊かな生活にすることができないことを知っている。だから、われわれは、労働組合をつくり、それに結集している。